マカオと深セン結ぶ高速船がすべて運休…新型肺炎影響=マカオ発着航路は珠海湾仔路線のみに

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオ政府海事・水務局は2月19日、新型肺炎流行の影響を受け、マカオ外港フェリーターミナルと中国広東省の深セン蛇口港を結ぶ高速船が20日から運休すると発表。再開時期は未定。

 マカオと深セン福永港(深セン国際空港隣接)を結ぶ高速船も前日(19日)から運休となっており、マカオ〜深セン路線はゼロとなった。このほか、2月上旬段階でマカオと香港各地を結ぶ高速船も運休しており、マカオ発着航路はマカオ内港と広東省の珠海湾仔を結ぶ渡し船路線のみとなった。

 なお、現時点でもマカオと香港、広東省の間はそれぞれ陸路でのアクセスが可能となっている。

マカオ外港フェリーターミナル内観(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナル内観(資料)―本紙撮影

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