マカオ、国際カジノ見本市「G2Eアジア2020」が開催延期…5月中旬から7月末に=新型コロナ影響

 毎年5月にマカオで開催されるアジア最大規模の国際カジノ見本市「G2E(グローバル・ゲーミング・エキスポ)アジア」。昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、14回目となる「G2Eアジア2020」の開催日程が延期になることがわかった。

 G2Eアジア主催者(アメリカゲーミング協会及びリード・エグジビションズの共催)が3月3日付で発表した内容によれば、新型コロナウイルス感染症の流行により旅行やビジネスに制約が生じており、当初予定していた今年(2020年)5月(中旬)に計画通り実施することができない見込みとなり、延期を決断したとのこと。新たな開催日程は今年7月28日から30日までの3日間、会場は当初予定と同じコタイ地区のIR(統合型リゾート)ザ・ヴェネチアン・マカオ内コタイエキスポホールとした。

 G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展やこれまでに日本版IRをテーマにした講演やパネルディスカッションを誘致するなど、日本の存在感が大きいことでも知られる。

 マカオでは2月以降、5月頃まで開催予定分のMICEイベントの多くが中止や延期を余儀なくされている。

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

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