マカオ、女子高生への痴漢で逮捕のフィリピン人の男、7年間のオーバーステイも発覚

 マカオ治安警察局は7月13日、タイパ島中心部にある陸橋の上りエスカレーターで背後から女子高校生の尻を触ったとしてフィリピン人の自称無職の男(37)を逮捕したと発表。

 事件発生時刻は同月11日午後2時頃。被害者が何者かに尻を触られたのに気付き、振り返って背後にいた男に問い質したところ、男が逃走したことから警察に通報。通報を受けた警察が公共エリアの監視システムなどを使って逃げた男の行方を追い、同日午後11時頃に身柄の確保に成功したという。

 容疑者は警察の調べに対し、不用意に当たってしまっただけだと容疑を否認したとのこと。また、有効な身分証を提示できなかったため、警察のデータベースで照合したところ、2013年から7年間にも及ぶオーバーステイ状態だったことも発覚。同時に、容疑者が滞在先として供述したガールフレンド宅を捜索し、ホームヘルパー職のフィリピン人の女(42)を発見したという。

 警察は痴漢の男についてセクシャルハラスメント罪及び滞在期限経過後も警察署へ出頭しなかったとして違令罪で、そのガールフレンドの女についても男を匿った収容罪でそれぞれ検察院送致したとのこと。

セクシャルハラスメント罪及び違令罪で検察院送致されたフィリピン人の男(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun