マカオ・コタイ地区と珠海・横琴新区間の陸路の玄関口「横琴新口岸」が8月18日運用開始…ワンストップで両地の出入境手続き可能に

 マカオと広東省珠海市の間には複数の陸路ルートが存在する。このうち、マカオのコタイ地区の蓮花口岸と珠海・横琴新区の横琴口岸を蓮花大橋を経由して結ぶルートについて、現在はマカオ側と珠海側にそれぞれイミグレーション施設が設置されているが、マカオ側の管理区域を珠海側に延伸し、珠海・横琴新区側に新設した一体型施設に両地の出入境管理を集約する準備が進む。

 「一地両検」と呼ばれるもので、これが実現すればワンストップで両地の出入境手続きが済むというメリットがある。すでに2018年10月から港珠澳大橋の珠澳人工島上にあるマカオ側と珠海側を跨ぐ一体型のイミグレーション施設で運用されている方式だ。

 すでに今年(2020年)3月18日午前0時から、横琴新新口岸(新・横琴イミグレーション施設)や蓮花大橋など6万6428平米が正式にマカオの管理区域(マカオ法適用範囲)となっているが、整備が進められており、現時点では蓮花口岸が従来通り機能している。

 マカオ政府は8月11日午後、広東省とマカオの両政府による折衝の結果、横琴新口岸の正式運用開始日時が今年8月18日午後3時に決定したと発表。以降、蓮花口岸の機能は横琴新口岸のマカオ管理区域に移るとした。交通アクセス等の詳細は未発表だが、今後順次明らかになるものとみられる。

 横琴新口岸の設計上の年間通関人数は延べ8000万人、1日あたりで延べ22.2万人とのこと。

 なお、横琴新口岸施設及び一帯のマカオの管理区域はマカオの飛び地のような位置付けで、期限はマカオのポルトガルから中国への返還から満50年となる2049年12月19日までとされている。

 今後、段階的にアクセス整備が進む予定で、同じく飛び地となっている横琴新区の一部にあるマカオ大学キャンパスとのアクセス路、将来的にはマカオLRT(新交通システム)の横琴新口岸施設までの延伸などが計画されている。

 横琴新区はマカオの大型IR(統合型リゾート)集積エリアとなるコタイ地区と川を隔てて隣接する位置にあり、マカオのおよそ4倍の面積を持つ島。中国の国家級開発区に指定され、グローバル企業の華南地区本部、レジャー施設、漢方薬研究施設、教育機関などの誘致を目指して開発や交通網の整備が進められている。

横琴新口岸マカオ管理区域(写真:GCS)

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