香港、12/24単日の新型コロナ新規感染確認数71人…再び上昇に転じる=衛生当局「クリスマスの会合避けて」

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月24日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が71人だったと発表。内訳は市中感染が61人、輸入性が10人。新規感染確認数は5日連続で2桁にとどまったが、直近1ヶ月の最少を更新した前日から再び上昇に転じた。市中感染のうち感染経路不明は前日から10人増の30人に。このほか、陽性予備群が50人超いるとのこと。

 第4波下では市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。集合住宅(マンション、宿舎)における感染連鎖も続いており、衛生当局が感染状況に応じて訪問者が居住者と訪問者に対する強制検査の実施や、検査キットの配布などの対応を進めている。

 ここまでの香港における累計感染確認数は8425人、退院者数は7203人、死者数は135人。

 新たな死亡が確認された2人は累計感染者数720人を超える大規模クラスター化しているダンスクラブ関連の女性(86)と慢性疾患を持つ男性(92)だったとのこと。

 衛生当局によれば、患者の中には冬至の期間中に家族との集まりに参加したことがきっかけで感染した人もいるとし、市民に対してクリスマスホリデーシーズンに大きな会合に参加する機会を減らすよう呼びかけた。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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