香港、12/30単日の新型コロナ新規感染確認数54人…市中感染47人中感染経路不明が13人=マンション44棟を強制検査の対象に

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月30日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が54人だったと発表。内訳は市中感染が47人、輸入性が7人。新規感染確認数は11日連続で2桁にとどまった。市中感染のうち感染経路不明が13人。このほか、陽性予備群が50人超いるとのこと。

 第4波下では市内各所で集団感染(クラスター)や集合住宅(マンション、宿舎)における感染連鎖も相次いで確認されている。この日は近日出現した東九龍にある聯合医院の院内クラスター関連で新たに看護師1人、東九龍・新蒲崗エリアにあるマンションの同一棟の3室で4人、新蒲崗エリアのレストランで複数の従業員の新規感染がそれぞれ確認された。香港衛生当局は同日、香港内にあるマンション44棟を強制検査の対象とすることも発表した。

 ここまでの香港における累計感染確認数は8779人、退院者数は7722人、死者数は146人。

 香港政府は英国や南アフリカで感染力が強いとされる変異種のウイルスが出現したこと、クラスター及び感染経路不明事案が続いていることなどを受け、相次いで防疫措置の厳格化を図っている。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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