マカオ、外国からの空路入境要件厳格化…新型コロナウイルス核酸検査陰性証明の有効期間を7日以内から72時間以内に

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界各地へ拡大し、終息の兆しが見えない中、国際観光都市マカオでも状況の変化に応じた各種防疫対策が講じられている。

 マカオでは6ヶ月以上にわたって新型コロナ新規感染確認ゼロが続いているが、英国や南アフリカで変異種ウイルスが出現したことなどを受け、このところ海外からの流入防止を目的とした水着措置の厳格化が進んでいる。

 マカオ政府新型コロナウイルス対策センターは1月6日夜、外国からの空路入境要件厳格化を発表。同月13日午前0時以降、外国から空路マカオ入りする者に提示を求める新型コロナウイルス核酸検査陰性証明の有効期間が航空機の搭乗前72時間以内に変更となる。現在は7日以内。

 目下、外国人の入境は基本的に禁止となっているため、外国からマカオ入りが想定されるのは海外の滞在しているマカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)が主とみられる。

 香港においても水際措置の厳格化が進んでおり、すでに外国から香港経由でのマカオ入りは困難な状況。例えば、英国に滞在するマカオ居民がマカオへ戻る場合、東京(成田)経由しか手段がないという。マカオ政府新型コロナウイル対策センターでは、1月13日にロンドンを出発し、東京で乗り継ぎをしてマカオ入りする場合、1月10日以降の検査証明が必要になるとした。

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