マカオ、女子中学生ら2人にセクハラ行為の男逮捕…路上ですれ違いざまに下半身触る

マカオ治安警察局は1月25日、マカオ半島北部の路上で女性2人に対してセクシャルハラスメント行為をした疑いでマカオでビル管理員として就労する中国本土出身の男(52)を逮捕したと発表。被害者のうち1人は女子中学生だった。

警察発表によれば、被害者2人から相次いで通報が寄せられたという。1人目の被害者は女子中学生で、1月22日午後7時40分頃、母親と一緒に歩いている際、正面から近づいてきた見知らぬ男に下半身のプライベートな部分をさわれたとのこと。事件発生時は驚いて声が出せなかったが、落ち着いてから母親に打ち明け、母親同伴で通報に訪れたという。

そのおよそ10分後には、最初の現場からほど近い場所を歩いていた20代の女性が同様の手口で被害に遭い、その場で男を叱責したものの、男が逃走したため、逃げる男の背中をスマートフォンのカメラで撮影し、警察に通報したとのこと。

通報を受けた警察がすぐに捜査を開始し、「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して容疑者の男の身元の特定。翌23日午前3時頃、男の身柄拘束に成功したという。

男は警察の調べに対し、女性2人の下半身に手が触れたことは認めたものの、偶然当たってしまっただけだと故意性については否認したというが、警察は男をセクシャルハラスメント罪で検察院送致したとのこと。

マカオ治安警察局がセクシャルハラスメント容疑で逮捕、検察院送致した男(中央)=2021年1月23日(写真:マカオ治安警察局)

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