香港、4/8の新型コロナ市中感染確認は2人…うち1人が感染経路不明

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月8日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から2人増の10人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が8人、市中感染が2人。市中感染のうち1人が感染経路不明。

 感染経路不明の患者は70歳の女性で、4月6日に健康上の理由で入院した際のウイルス検査で陽性反応が確認されたとのこと。女性は近日感染経路不明の患者が相次ぎ出現した新界の屯門地区在住者という。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は120人で、その約22%を占める市中感染26人のうち感染経路不明は9人。ここまでの累計感染確認数は1万1550人、退院者数は1万1174人、死者数は205人。

 香港では6日までがイースター5連休だった。第4波下、流行状況が落ち着いた状況でホリデーシーズンを迎えた後にリバウンドが繰り返し発生していることから、今後再びリバウンドするか、終息に向かうかに注目が集まっている。

新型コロナウイルスワクチン接種会場を視察に訪れた香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官(中央)=2021年4月6日(写真:news.gov.hk)

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