香港、4/22の新型コロナ市中感染確認は2人…いずれも感染経路不明、輸入性12人中4人からN501Y変異株ウイルス検出

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月22日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から13人増の14人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が12人、市中感染が2人。市中感染確認者が出現するのは2日ぶり。このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については約30人とのこと。

 感染経路不明の2人は貨物船ターミナルで資料の入力作業などを担当する男性(19)と幼稚園教諭の女性(31)。

 輸入性12人はインド、トルコ、ネパール、パキスタンからの入境者で、うち4人からN501Y変異株ウイルスが検出されたという。

 22日には香港政府がアレンジした英国に滞留する香港居民の帰還のためのフライトの第一便が到着したが、291人の乗客全員が香港国際空港到着後に受検したウイルス検査の結果は全員陰性だったとのこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は165人で、その約22%を占める市中感染37人のうち感染経路不明は15人。ここまでの累計感染確認数は1万1719人、退院者数は1万1315人、死者数は209人。

 近日、香港政府は変異株ウイルスの流入阻止を目的とした水際措置の強化を相次いで打ち出している。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…
  2.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は7月1日、今年(2025年)6月の月次カジノ売上(粗収益、…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月30日、今年(2025年)3〜5月期の雇用統計を公表…
  4.  中国では、東京電力福島第一原子力発電所からの「ALPS処理水」の海洋放出をきっかけに、2023年…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は6月26日、中国旅遊研究院が発表した「2024年中国ツーリストアウ…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun