香港、新型コロナ市中感染確認18日連続ゼロ…輸入性は1人、ワクチン2回接種済みでL452R変異株感染=9/4

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があった。

 香港政府の発表によれば、9月4日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人とのこと。輸入性(海外からの入境者)のケース。市中感染確認例に限ると18日連続ゼロを維持している。

 輸入性の患者1人はフィリピン・マニラからセブパシフィック航空5J272便に搭乗して香港へ到着したフィリピン人のホームヘルパー。7月と8月に中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製の新型コロナワクチンを2回接種済みで、L452R変異株感染だった。香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからのホームペヘルパーの受け入れを再開しており、前日の4人(いずれもフィリピンから到着、ワクチン2回接種済みでL452R変異株感染)に続いて到着後の感染確認が相次ぐかたちとなった。なお、香港当局は前日時点でセブパシフィック航空5J272便で規定を上回る感染確認例が出たことから、防疫措置規則違反を理由にセブパシフィック航空が運航するマニラ出発便を9月16日まで香港乗り入れ禁止処分とすると発表済み。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は10人以下という。

 香港における過去14日間(8月21日〜9月3日)累計の新規感染確認は68人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2114人(擬似事案1人含む)。

 香港の9月3日午後8時時点のワクチン接種率は62.4%(1回目の接種完了)、52.5%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は774万1590回、1日あたり接種回数は5万6047回(7日移動平均値5万5783回)。香港ではワクチンが充足している状況で、9月末までに政府が免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できる見通し。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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