中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は868人…広西と甘粛が主、深圳と上海で市中感染例出現続く=7/25

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株及びその亜種(いわゆる「ステルスオミクロン」等)の流入を受け、上海や北京など一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が7月26日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月25日の中国本土における新規市中感染確認者数は98人(前日から3人減)だったとのこと。内訳は甘粛省37人、広西チワン族自治区32人、四川省16人、広東省6人、上海市4人、重慶市2人、山東省1人。このうち甘粛省の17人、広西チワン族自治区の9人、四川省の5人、広東省の1人の計32人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは283日連続で、2日ぶりに100人以下となった。

 市中の無症状感染例は770人(前日から191人増)。内訳は広西チワン族自治区370人、甘粛省306人、山東省27人、広東省17人、上海市15人、四川省14人、河南省7人、雲南省7人、天津市2人、江西省2人、江蘇省1人、浙江省1人、重慶市1人。

 無症状を含む新規感染者数は868人。

 7月25日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は1806人(うち輸入性が532人)で、重症者は22人(輸入性ゼロ)。無症状の患者6972人(輸入性498人)が医学観察下にあるとのこと。

 香港・マカオと隣接する広東省では、このところ複数都市で感染者の出現が相次ぐ。25日の感染例は感染確認と無症状合わせて23人で、深圳市(20人)、仏山市(2人)、恵州市(1人)からの報告例。深圳市のうち2人が一般市中を対象としたPCR検査によるスクリーニングを経て発見に至ったケース。近日は同市南山区の高リスクゾーンから続々と患者が出現しており、封鎖期間の延長を余儀なくされている状況。

 このところ連日多くの感染例が出現しているのが広西チワン族自治区と甘粛省。前者は北海市、中でも海城区に集中しており、当地では26日に13回目の全市民対象PCR検査が実施されるという。甘粛省の25日の新規感染例のうち約200人が臨夏州から。同州では過去3日間に累計185万人超がPCR検査を受検。25日までに州内に86の高リスクゾーン、53の中リスクゾーンが設定されたという。5月末に長期のロックダウンが解除となり、正常化が進んだ上海市だが、以降も市中感染例が散発している。25日の感染例19人のうち無症状の3人がPCR検査を通じて一般市中(浦東区、普陀区、松江区)から発見に至ったケースで、即時隔離されたとのこと。他にも各地で再流行が散発しており、ウイルス型もさまざま。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では4千前後(輸入性含む)となっている。マカオについては約8ヶ月にわたって市中感染確認数ゼロを維持してきたが、6月18日深夜から陽性者の出現が相次ぎ、26日午前0時までの累計は1816人に。感染力が強いオミクロン変異株派生型のBA.5.1であることから、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる”社会相対静止”(7月11日〜22日)といった極めて厳格な防疫措置を講じて対応した結果、市中における陽性者は減少傾向を維持。21日及び23〜25日はゼロとなったが、23〜29日までをコンソリデーション期として引き続き厳格な防疫措置を維持し(”社会相対静止”から一部緩和にとどめる)、ゼロコロナ状態をより確実なものとすることを目指している。

中国・上海(資料)—本紙撮影

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