中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は1717人、2日連続増…深圳市でオミクロンBF.15初出現、一部でロックダウンも=8/29

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月30日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月29日の中国本土における新規市中感染確認者数は349人(前日から48人増)だったとのこと。内訳は四川省167人、チベット自治区49人、海南省37人、広東省24人、新疆ウイグル自治区14人、重慶市11人、天津市8人、黒竜江省8人、陝西省8人、内モンゴル自治区7人、山東省3人、湖南省3人、河北省2人、山西省2人、遼寧省2人、河南省2人、青海省2人。このうち海南省の16人、四川省の15人、新疆ウイグル自治区の13人、チベット自治区の4人、陝西省の2人、遼寧省の1人、山東省の1人、青海省の1人の計53人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは318日連続で、26日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は1368人(前日から113人増)。内訳はチベット自治区645人、四川省109人、青海省103人、黒竜江省66人、海南省55人、遼寧省50人、天津市43人、新疆ウイグル自治区40人、甘粛省37人、江西省35人、河北省33人、湖北省32人、河南省27人、内モンゴル自治区19人、陝西省16人、山東省14人、広西チワン族自治区14人、広東省12人、重慶市12人、江蘇省3人、山西省2人、安徽省1人。

 無症状を含む新規感染者数は1717人で、2日連続増。20日連続4桁に。

 8月29日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は6483人(うち輸入性が510人)で、重症者は29人(輸入性ゼロ)。無症状の患者2万2465人(輸入性736人)が医学観察下にあるとのこと。

 新規感染者数の省区市別では、チベット自治区が最多の694人。大部分が無症状で、ラサ市とシガツェ市に集中している。四川省では3日連続3桁となる276人で、流行拡大期にあるとされる成都市からの報告例が203人を占めた。8月初頭から三亜市を中心にオミクロンBA.5の大規模な流行が出現した海南省では、このところ状況は落ち着いており、単日新規感染確認数も2桁まで下落した。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降は連日複数の感染例が出現。29日の新規感染者数は36人で、3日連続2桁。このうち35人が深圳市から報告されたケース。深圳市当局は、市内で初めてオミクロンBF.15の感染例が出現したことを明らかいし、羅湖区、福田区、龍崗区の全域を管理対象とした上、7本のストリート周辺をロックダウン、24の地下鉄駅と335のバス停を一時クローズする措置を講じると発表した。龍崗区では飲食店のイートイン営業の一時中止、原則リモートワークの実施、PCR検査受検や生活必需物資の買い出し、緊急の医療機関受診を除く外出を控えるよう求める準ロックダウン状態となっているという。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、直近では8千人(輸入性含む)程度まで増加している。主流株がオミクロンBA.5に置き換わりつつある状況で、医療体制の準備も進んでいる。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国広東省深圳市の繁華街「東門歩行街(老街)」(資料)—本紙撮影

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