香港の新型コロナ新規感染確認者数は8488人=8/29

 人口約730万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続く。

 香港衛生当局が8月29日夕方の会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規市中感染確認数は前日から1243人減の8252人、輸入性は23人増の236人だった。

 市中と輸入性の合計は前日から1220人減の8488人。第5波開始以来の累計感染確認数は約151.0万人。

 新規死亡報告数は4人、年齢は89〜101歳。第5波開始以来の累計死亡者数は9455人に。

 当局は記者会見において、現在の流行状況及びラボの業務量を考慮し、迅速抗原検査で結果が陽性だったと報告した人に対する反復検査(PCR検査)につき、これまでの全員対象から一部サンプルのみへ変更することを明らかにした。偽陽性比率はかなり低いといい、今後もし偽陽性比率が上昇した場合には全員反復検査の再実施も検討するとした。

 8月28日時点の香港の3歳以上の人口におけるワクチン接種率は93.4%(1回目の接種完了)、90.4%(2回目の接種完了)、71.6%(3回目の接種完了)となっている。接種率は昨年後半にかけて伸び悩んでいたが、流行第5波の深刻化を受け、年初にかけて一気に上昇。ただし、一旦状況が落ち着き、こう着状態となって以降は再び頭打ち状態に。28日単日の接種回数(1〜4回目の接種合計)は2万9407回で、7日移動平均は2万1683回。年齢層別の接種率(1回目の接種完了)では、3歳以下(10.73%)、3〜11歳(80.36%)、70〜79歳(82.53%)、80歳以上(70.46%)が大きく平均を下回っており、高齢者に対する訪問接種サービスを展開するなどの接種率向上策が講じられている。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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