中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は1556人…8日ぶり増=8/28

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が8月29日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月28日の中国本土における新規市中感染確認者数は301人(前日から42人増)だったとのこと。内訳は四川省161人、海南省34人、チベット自治区24人、河南省14人、黒竜江省11人、広東省10人、重慶市10人、新疆ウイグル自治区8人、陝西省6人、湖南省5人、天津市4人、河北省3人、遼寧省3人、山西省2人、甘粛省2人、北京市1人、江蘇省1人、福建省1人、山東省1人。このうち四川省の13人、海南省の12人、新疆ウイグル自治区の4人、江蘇省の1人、広東省の1人、重慶市の1人、チベット自治区の1人、陝西省の1人の計34人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは317日連続で、25日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は1255人(前日から220人増)。内訳はチベット自治区570人、海南省98人、四川省87人、河南省84人、青海省79人、新疆ウイグル自治区48人、河北省42人、黒竜江省33人、江西省32人、甘粛省28人、天津市27人、湖北省27人、遼寧省25人、陝西省20人、重慶市18人、山東省9人、広西チワン族自治区8人、江蘇省6人、山西省5人、内モンゴル自治区3人、広東省3人、雲南省2人、安徽省1人。

 無症状を含む新規感染者数は1556人で、8日ぶりに増加に転じた。19日連続4桁。

 8月28日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は6648人(うち輸入性が547人)で、重症者は33人(輸入性ゼロ)。無症状の患者2万2062人(輸入性736人)が医学観察下にあるとのこと。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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