中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は958人…3日連続1千人以下維持=9/13

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が9月14日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月13日の中国本土における新規市中感染確認者数は196人(前日から8人増)だったとのこと。内訳は四川省127人、北京市18人、山東省10人、チベット自治区8人、内モンゴル自治区7人、広西チワン族自治区7人、広東省6人、湖南省4人、貴州省3人、江西省2人、黒竜江省1人、上海市1人、重慶市1人、新疆ウイグル自治区1人。このうち四川省の54人、北京市の1人、重慶市の1人、貴州省の1人、新疆ウイグル自治区の1人の計58人が無症状から感染確認へ転じた事案。中国本土で市中感染確認例が出現するのは333日連続で、41日連続3桁となった。

 市中の無症状感染例は762人(前日から35人増)。内訳は貴州省246人、チベット自治区129人、四川省83人、江西省55人、広西チワン族自治区51人、黒竜江省44人、山東省35人、新疆ウイグル自治区25人、湖北省18人、河北省16人、陝西省14人、甘粛省13人、内モンゴル自治区11人、遼寧省10人、天津市4人、青海省4人、広東省3人、湖南省1人。

 無症状を含む新規感染者数は958人で、7日ぶり増。ただし、3日連続で1千人以下を維持した。

 9月13日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は5277人(うち輸入性が563人)で、重症者は32人(輸入性ゼロ)。無症状の患者2万1511人(輸入性679人)が医学観察下にあるとのこと。

 13日の新規感染者数が3桁となったのは、貴州省(249人)、四川省(210人)、チベット自治区(137人)の3省区。減少傾向を維持するチベット自治区に対して、貴州省では前日から100人超の増となり、四川省は同数だった。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月5日以降は連日複数の感染例が出現している状況。13日の新規感染者数は前日から2人減の9人で、深圳市と汕頭市からの報告例。

 このほか、近日、北京市では複数の大学キャンパスに絡む感染例の出現が続く。13日の同市の新規感染確認者18人のうち2人が北京化工大学昌平キャンパス、16人が中国伝媒大学に絡むもの。中国伝媒大学に関しては、学生が医療機関を受診したことをきっかけにした拡散も確認されている。当局では、北京化工大学昌平キャンパスと中央民族大学附属中学の流行は落ち着き、終息への最終段階にあり、伝媒大学についても総じて抑制可能な状況との見方を示している。8月1日にオミクロンBA.5の大規模流行が出現した海南省では、13日に初めて新規感染例ゼロを達成した。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港ではソーシャルディスタンス措置の第二次緩和後に市中感染確認数の緩やかなリバウンドが続き、一旦1万人(輸入性含む)水準まで増加したのち、直近では7千〜8千人で高止まりしている。主流株がオミクロンBA.5に置き換わりつつある状況で、医療体制の準備も進んでいる。マカオでは6月中旬から市中でオミクロンBA.5.1の流行が続き、累計1800人超に達した。ただし、全市民を対象とした高頻度のPCR検査及び迅速抗原検査によるスクリーニングと準ロックダウンともいえる厳格な防疫措置を講じて対応した結果、8月1日までにゼロコロナ状態を実現。以降は落ち着いた状態を維持している。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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