中国本土の新型コロナ新規市中感染者数が4日連続1千人超…広東省含む6省区が3桁に=10/27

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が10月28日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月27日の中国本土における新規市中感染確認者数は214人(前日から21人増)だったとのこと。内訳は内モンゴル自治区37人、広東省27人、山西省26人、湖南省24人、四川省15人、福建省13人、陝西省13人、新疆ウイグル自治区12人、江蘇省10人、北京市6人、重慶市6人、青海省6人、黒竜江省5人、河南省4人、安徽省2人、山東省2人、雲南省2人、天津市1人、河北省1人、浙江省1人、チベット自治区1人。このうち陝西省の5人、四川省の3人、北京市の2人、福建省の2人、内モンゴル自治区の1人、江蘇省の1人、浙江省の1人、青海省の1人の計16人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は1123人(前日から199人増)。内訳は福建省163人、内モンゴル自治区110人、新疆ウイグル自治区110人、青海省103人、山東省91人、広東省88人、山西省81人、湖北省57人、湖南省51人、陝西省35人、黒竜江省30人、四川省28人、雲南省28人、江蘇省25人、重慶市23人、河北省20人、河南省16人、甘粛省14人、上海市11人、安徽省7人、広西チワン族自治区7人、天津市6人、チベット自治区5人、浙江省4人、北京市3人、遼寧省3人、寧夏回族自治区3人、江西省1人。

 無症状を含む新規感染者数は1337人で、2日ぶり増。また、4日連続1千人超となった。

 10月27日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3658人(うち輸入性が551人)で、重症者は17人(輸入性ゼロ)。無症状の患者1万5902人(輸入性1085人)が医学観察下にあるとのこと。

 10月27日に新規感染者の報告があった省市区の数は全31のうち28で、前日から1増。このうち3桁となったのは福建省(176人)、内モンゴル自治区(147人)、新疆ウイグル自治区(122人)、広東省(115人)、青海省(109人)、山西省(107人)の6省区。依然として多くの省市区で患者が出現する状況が続く。

 省市区別で最多となった福建省については、福州市からの報告例が142人に上り、すべて無症状。同市では28日から3日間にわたって飲食店のイートイン営業が見合わせとなり、当局が市民に対して24時間以内に初回のPCR検査によるスクリーニングに参加すること、またできるだけ外出せず自宅に留まるよう呼びかけているという。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月初旬以降は連日複数の感染例が出現している状況。27日の新規感染者数は前日から16人増の115人で、2日ぶりに3桁となった。過半数に当たる67人が広州市からの報告例で、白雲区と海珠区で28日も継続して全民PCR検査によるスクリーニングが実施される予定。市当局は、広州における流行状況は依然としてたいへん深刻との見方を示している。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港では昨年末から流行第5波が続いており、直近の単日新規感染者数は5千人前後で推移。9月26日からは入境時の義務的隔離検疫も不要となり、事実上ウィズコロナに転換したといえる。マカオについては長期にわたって市中感染確認数ゼロの落ち着いた状態を維持。こちらは中国本土に倣ってゼロコロナ政策を堅持する方針を示している。なお、マカオ市中で26日に輸入性の患者1人が出現し、27日に患者の濃厚接触者(同住者)1人も感染確認されたが、当局は早期発見の輸入性事案であり、市中伝播リスクは低いとの見解を示している。

中国広東省広州市内にある高層ビル(資料)—本紙撮影

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