中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は約4万人…広州と重慶が9千人規模で最多、北京でも4千人超に=11/26

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が11月27日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月26日の中国本土における新規市中感染確認者数は3648人(前日から243人増)だったとのこと。内訳は広東省1386人、北京市747人、重慶市194人、山西省189人、河南省169人、黒竜江省132人、四川省117人、内モンゴル自治区104人、山東省93人、雲南省83人、河北省79人、浙江省64人、陝西省51人、遼寧省46人、福建省36人、貴州省28人、湖南省26人、江蘇省20人、新疆ウイグル自治区20人、上海市11人、安徽省10人、湖北省8人、海南省7人、青海省7人、広西チワン族自治区5人、甘粛省5人、吉林省4人、寧夏回族自治区3人、チベット自治区2人、天津市1人、江西省1人。このうち広東省の1058人、北京市の62人、重慶市の52人、山西省の35人、浙江省の31人、黒竜江省の25人、四川省の11人、雲南省の10人、河南省の6人、湖南省の6人、陝西省の6人、内モンゴル自治区の5人、甘粛省の5人、福建省の4人、山東省の4人、広西チワン族自治区の4人、青海省の4人、河北省の2人、遼寧省の2人、貴州省の2人の計1334人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は3万5858人(前日から4354人増)。内訳は重慶市8667人、広東省7705人、北京市3560人、河北省1545人、四川省1512人、吉林省1203人、青海省1071人、山西省1041人、新疆ウイグル自治区972人、陝西省902人、山東省810人、河南省799人、湖北省697人、甘粛省689人、天津市569人、遼寧省546人、寧夏回族自治区474人、内モンゴル自治区450人、黒竜江省439人、雲南省415人、江蘇省397人、広西チワン族自治区300人、安徽省269人、湖南省202人、浙江省144人、上海市119人、貴州省114人、福建省108人、江西省92人、海南省35人、チベット自治区12人。

 無症状を含む新規感染者数は3万9506人で、7日連続増。また、16日連続5桁(1万人超え)となり、4日連続で3万人を上回った。上海市での大規模なロックダウンが実施されるなど各地で目立った再流行が出現していた今年4月中旬頃を上回る水準に。

 11月26日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3万1410人(うち輸入性が764人)で、重症者は111人(輸入性ゼロ)。無症状の患者32万0219人(輸入性1470人)が医学観察下にあるとのこと。

 11月26日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(9091人)、重慶市(8861人)、北京市(4307人)、四川省(1629人)、河北省(1624人)、山西省(1230人)、吉林省(1207人)、青海省(1078人)の8省市が4桁に上ったほか、新疆ウイグル自治区(992人)、河南省(968人)、陝西省(953人)、山東省(903人)、湖北省(705人)、甘粛省(694人)、遼寧省(592人)、黒竜江省(571人)、天津市(579人)、内モンゴル自治区(554人)、雲南省(498人)、寧夏回族自治区(477人)、江蘇省(417人)、広西チワン族自治区(305人)、安徽省(279人)、湖南省(228人)、浙江省(208人)、福建省(144人)、貴州省(142人)、上海市(130人)の20省市区が3桁に。依然として多くの省市区で患者が出現する状況が続く。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月初旬以降は連日複数の感染例が出現。10月下旬から急増し、流行開始以来最悪の状況を迎えている。26日の新規感染者数は前日から695人増の9091人で、9日連続1万人以下となったものの、依然として高止まりが続く。9割超がオミクロンBA.5.2の流行は発生しているとされる広州市からの報告例。中でも海珠区に集中。同区を含む複数の区でPCR検査によるスクリーニングが頻繁に実施されたり、準ロックダウン措置を含む厳しい防疫措置が講じられており、市民生活にも大きな影響が生じている。省内その他は、広州市に隣接する仏山市で200人超となったほか、深圳市、中山市、珠海市、江門市、湛江市など。深圳市でも10の区で27日から人流抑制措置が講じられる模様。

 このほか、重慶市では感染例の増加傾向が続き、9千人近くにまで達した。うちおよそ200人が区域を対象としたPCR検査によるスクリーニングを経て発見に至ったケース。また、オミクロンBF.7が流行しているとされる北京市でも近日は感染例が右肩上がりの状況で、6日連続4桁台に。社会面から発見に至るケースも前日から倍増の約800人に上ったという。同市では市中伝播だけでなく、市外から同市入りした人の感染報告も増加しており、22日から市外から同市入りした人に対して3日間で3回のPCR検査受検を求める措置がスタートし、24日からは公共交通機関時に48時間以内のPCR検査陰性証明の提示を求める措置も講じられた。

 中国本土の状況は総じて落ち着いている一方で、香港では昨年末から流行第5波が続いており、直近の単日新規感染者数は5千人前後で推移。9月26日からは入境時の義務的隔離検疫も不要となり、事実上ウィズコロナに転換したといえる。中国本土に倣ってゼロコロナ政策を堅持するマカオについては、基本的に市中感染確認数ゼロの落ち着いた状態を維持しているものの、このところマカオ市中及び珠海市でマカオ滞在歴のある輸入性あるいは輸入関連性の陽性例が相次ぎ確認され、珠海市からの入境にあたって制限を強化する動きもある。26日朝、輸入性患者と同じバスに乗り合わせた人の陽性(輸入関連性事案に位置付け)が発覚し、緊張が高まっている。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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