中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は約2.51万人…9日連続減、広東省が最多=12/6

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降は全国的には安定した状況となり、散発的な市中感染確認例が度々出現する程度だったが、今年(2022年)に入って以降はオミクロン変異株の流入を受け、上海や北京といった主要都市を含む一部地域で比較的大規模な再流行が発生した。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が12月7日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月6日の中国本土における新規市中感染確認者数は4351人(前日から637人減)だったとのこと。内訳は広東省1719人、北京市1170人、四川省214人、重慶市184人、福建省154人、河南省154人、黒竜江省118人、浙江省94人、海南省85人、貴州省80人、内モンゴル自治区77人、遼寧省51人、雲南省43人、陝西省42人、江蘇省40人、山東省31人、上海市24人、湖北省18人、山西省17人、湖南省14人、新疆ウイグル自治区6人、安徽省5人、青海省5人、河北省4人、チベット自治区2人、吉林省1人、広西チワン族自治区1人。このうち広東省の433人、重慶市の56人、黒竜江省の55人、北京市の36人、浙江省の36人、福建省の22人、四川省の16人、山西省の7人、青海省の5人、山東省の3人、河南省の2人、遼寧省の1人、安徽省の1人、広西チワン族自治区の1人、雲南省の1人の計675人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は2万0764人(前日から2095人減)。内訳は重慶市3581人、広東省3200人、北京市2804人、山西省1386人、黒竜江省1068人、陝西省1027人、四川省786人、貴州省483人、山東省468人、上海市454人、福建省448人、湖北省431人、天津市411人、雲南省411人、江蘇省400人、新疆ウイグル自治区400人、広西チワン族自治区317人、寧夏回族自治区247人、遼寧省240人、安徽省240人、青海省239人、内モンゴル自治区235人、湖南省234人、浙江省229人、吉林省222人、河南省216人、海南省168人、河北省152人、甘粛省147人、江西省78人、チベット自治区32人、新疆生産建設兵団10人。

 無症状を含む新規感染者数は2万5115人で、9日連続減。3日連続3万人以下に。ただし、26日連続5桁(1万人超え)となった。

 12月6日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は4万2955人(うち輸入性が589人)で、重症者は128人(輸入性ゼロ)。無症状の患者35万6627人(輸入性1737人)が医学観察下にあるとのこと。

 12月6日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(4919人)、北京市(3974人)、重慶市(3765人)、山西省(1403人)、黒竜江省(1186人)、四川省(1000人)、陝西省(1069人)の7省市が4桁に上ったほか、福建省(602人)、貴州省(563人)、山東省(499人)、上海市(478人)、雲南省(454人)、湖北省(449人)、江蘇省(440人)、天津市(411人)、新疆ウイグル自治区(406人)、河南省(370人)、浙江省(323人)、広西チワン族自治区(318人)、内モンゴル自治区(312人)、遼寧省(291人)、海南省(253人)、湖南省(248人)、寧夏回族自治区(247人)、安徽省(245人)、青海省(244人)、吉林省(223人)、河北省(156人)、甘粛省(147人)の22省市区が3桁に。依然として多くの省市区で患者が出現する状況が続く。

 香港・マカオに隣接する広東省では、しばらく落ち着いた状況が続いた後、8月初旬以降は連日複数の感染例が出現。10月下旬から急増し、流行開始以来最悪の状況に直面したが、近日は減少傾向が続いており、6日の新規感染者数は前日から622人減に。大半が広州市からの報告例。深圳市でも3桁に。

 中国本土に倣ってゼロコロナ政策を堅持するマカオについては、基本的に市中感染確認数ゼロの落ち着いた状態を維持しているものの、このところ中国本土滞在歴のある人、中国本土からの観光客、その接触者の感染が相次ぎ、警戒が続いている。

中国広東省深圳市の繁華街「東門歩行街(老街)」(資料)—本紙撮影

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