5か月ぶり輸出減―13年8月対外商品貿易統計

マカオ政府統計調査局は9月30日、今年(2013年)8月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比12%減の7.2億パタカ、輸入は同17%増の69.9億パタカとなった。8月の貿易赤字は62.7億パタカ。輸出減は5か月ぶり。

輸出のうち、再輸出貨物が14%減の5.4億パタカ、地元産品の輸出は同7%減の1.8億パタカだった。

今年1-8月の累計では輸出が前年同期比12%増の60.5億パタカ、うち再輸出が23%増の46.9億パタカ、地元産品の輸出は14%減の13.7億パタカ。輸入は同14%増の523.9億パタカ。貿易赤字は463.3億パタカ。

今年1-8月の輸出先のうち、香港が32.6億パタカ、中国本土が10.9億パタカでそれぞれ前年同期比19%、25%増だった一方、米国が2.4億パタカ、欧州連合(EU)が1.9億パタカで同30%、16%の減少となった。

非紡績品の輸出は54.7億パタカで前年比17%増、そのうち電子部品が6.7億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが4.1億パタカでそれぞれ86%、121%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は21%減の5.8億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.0億パタカで32%の減少。

今年1-8月の輸入元については中国本土の171.8億パタカ、EUの120.3億パタカで、それぞれ前年比14%、12%増。品目ではコンシューマーグッズが335.6億パタカで20%増、ゴールド製ネックレスが32%増の61.9億パタカ、腕時計が22%増の39.8億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が71%増の16.5億パタカ、タバコ・シガーが37%増の4.1億パタカ。

今年1-8月の対外商品貿易総額は584.4億パタカに達し、前年同期の514.4億パタカから14%の増となった。

なお、今年1-8月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(14%)、フランス(9%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は5月3日、同月1日にタイパ島のマンションの一室で男女の争う声がするとの近隣住民…
  2.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は5月3日、前夜マカオ半島北部・台山エリアにある工業ビル、新城巿工業大廈内…
  4.  世界保健機関(WHO)は毎年5月5日を「世界手指衛生の日」と、グローバルな啓発活動を展開。マカオ…
  5.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun