マカオ、1月のカジノ売上が1千億円程度まで急回復か…投資銀行予測

 マカオでは、新型コロナの影響を受けて、カジノ売上の低迷が長期化している。

 しかしながら、昨年12月初旬に中国本土が事実上のウィズコロナ政策に転換し、マカオも追随したことから、大きく状況が変わる可能性が出てきた。

 政策転換以降は感染者の急増もあり、これまでのところカジノ売上に目立った変化はないが、すでに水際措置は大幅に緩和されており、海外からの入境者に対する隔離検疫も撤廃されており、状況の消化が進むとともに、インバウンド旅客が戻り、カジノ売上も回復するものとみられる。

 複数の大手投資銀行が1月初頭に発出したレポートの中で、マカオの1月のカジノ売上予測に言及。いずれも前月実績の34.82億パタカ(日本円換算:約565億円)から大幅増の約40〜62億パタカ(約649〜1006億円)になるとの見通しを示した。インバウンド旅客の戻りがどの程度とするかにより予測に幅が生じたかたち。

 今年は1月下旬に書き入れ時となる春節(旧正月)ホリデーを迎える。その頃までに中国本土及びマカオの流行状況が落ち着くか、また香港との間の交通機関の回復状況もインバウンド旅客数及びカジノ売上の伸びに絡んできそうだ。

カジノのイメージ(資料)=本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレスを運営するSJMリゾーツ社(…
  2.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  3.  マカオ政府文化局(ICM)は7月2日、「アートマカオ:マカオ国際アートビエンナーレ2025」の開…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業サンズチャイナリミテッドとマカオバドミントン連盟は7月2日…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は7月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・分…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun