マカオのホテルでヘアドライヤーの過熱による小火発生…スイッチ切り忘れ、宿泊客に賠償請求へ

 マカオ司法警察局の発表によれば、14日午前11時頃、タイパ島にあるホテルから客室の一部に焼け焦げた形跡があり、出火原因に疑わしい点があるとの通報が寄せられたという。

 同局が放火事件として当該客室に宿泊していた香港人の女(32)=無職を警察署に連行して事情を聞いたところ、同日午前9時45分頃にヘアドライヤーを使い終わった後、スイッチを切り忘れた状態でベッド脇のキャビネットに放置していたところ、しばらくして発火したため寝具を使って消火したが、その後、ホテルスタッフが部屋を訪れて状況を確認した後、警察へ通報するに至ったと説明したとのこと。

 同局による現場検証で、ベッド脇のキャビネットに装着されていたカバー、ブランケット2点、枕4点が燃えたことが確認され、初歩調査結果としてヘアドライヤーの過熱が出火原因はとした。ホテル側は修理費用の約3万パタカ(日本円換算:約52万円)を被害額として申告し、宿泊客に賠償請求考えを示しているという。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は9月27日、このところマカオは降雨が多く室外の容器に水が溜まりやすく…
  2.  世界観光機関(UNWTO)は毎年9月27日を「世界観光の日(ワールドツーリズムデー)」としている…
  3.  マカオ国際空港運営会社のCAMは9月27日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の制限エリア内…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)ザ・ロンドナー・マカオ内に入るコンラッドマカオ…
  5.  マカオは人口約67万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…

ピックアップ記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営大手のギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港とマカオの間をおよそ1時間で結ぶ高速船「ターボジェット」及び「コタイウォータージェット」を運…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2023年10月号
(vol.124)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun