マカオ司法警察局では、地域社会の良好な治安環境の保護を目的として、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局との協力による大規模作戦「落雷2023」を展開している。

　同局が6月30日午前に発表した内容によれば、同作戦の一環として、同月29日午前11時からおよそ4時間にわたり捜査員25人を動員してマカオ半島とコタイ地区のカジノ施設を対象とした防犯パトロールを実施したとのこと。

　今回のパトロールでは128人（男76人、女52人）が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた10人（男8人、女2人）とオーバーステイが発覚した男1人の計11人（すべて中国本土からのインバウンド旅客）の身柄を拘束したとのこと。調査及び身元確認の結果、その他の犯罪への関与はなかったことから、旅行客の立場に不相応な活動への従事とオーバーステイ事案として治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し予定とした。

　同局では、今後も各種犯罪抑止と撲滅を目的としたパトロール活動を継続し、社会秩序と公共の安全の維持に努めるとしている。