マカオ・横琴イミグレーションの交通アクセスが一部変更に

 マカオ保安庁は9月21日、マカオと広東省珠海市横琴新区の玄関口となる横琴口岸(イミグレーション施設)の第2期工事が完成したことを受け、同月26日午後3時から新たな自動車通関レーンの試験運用を開始すると発表。

 これに合わせて、マカオ・コタイ地区と横琴口岸(マカオ側、以下同)を結ぶ蓮花大橋について、珠海市側への通関車両以外の通行も再開され(ただし二輪車は不可)、一般車両の横琴口岸への送迎目的での乗り入れが可能となる。

横琴口岸マカオ側の旅客通関ビル=2020年8月撮影(写真:GCS)

 また、横琴口岸とマカオ大学を結ぶ新たな連絡道も同時に開通することも明らかとなった。従来はコタイ地区との河底トンネル経由と合わせ、アクセスルートが2つとなる。なお、新たな連絡道の歩道部分については、横琴口岸における交通プラットフォームの工事の関係で先送りに。

 マカオ交通事務局(DSAT)によれば、9月26日午後3時以降、横琴口岸を経由する公共路線バスのうち2系統(701X及びN6)についてルート変更が生じるとした。

横琴口岸マカオ側の新たな交通プラットフォーム配置図(図版:DSAT)

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