香港・マカオから2人以上の団体で広東省10都市へビザ免除6日間滞在待遇の新措置明らかに

 訪中外国人向けの「区域性入境ビザ免除政策」が10月から実施されることが明らかになった。

 現地メディアの報道などを総合すると、対象となる区域は複数設定され、広東省に関するものも含まれるという。

 広東省に関する内容について、このほど広東省深圳市政府がSNS「WeChat」上に開設した公式アカウント「深圳発布」に掲載した公告によれば、中国と国交のある国の公民が香港またはマカオの合法登録旅行社で団体(2人以上)を組み、香港またはマカオから広東省の「大湾区」9都市(広州、深圳、東莞、恵州、仏山、江門、中山、珠海、肇慶)と汕頭市を旅行する場合、普通パスポートを所持していればビザ免除で入境でき、144時間(6日間)滞在できるとのこと。なお、行動範囲は大湾区」9都市とと汕頭市に限られ、団体で上記10都市の対外開放されているイミグレーション施設から入境・出境する必要があるとしている。

マカオと中国本土との主要な陸路の玄関口となる關閘イミグレーション(資料)=2023年9月本紙撮影

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