マカオ、カジノで知り合ったばかりの女性に対する性脅迫などで中国人の男逮捕

 マカオ治安警察局は11月15日、性脅迫及び他人の行動の自由を剥奪した罪で中国人の30代の男(中国本土居民)1人を逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、同月11日夜、30代の中国人女性(中国本土居民)から性脅迫及び監禁被害に遭ったとする通報が寄せられたとのこと。

 被害者は10日にタイパ島のカジノ施設内で加害者の男と知り合ったといい、11日午後に食事を共にした後、男の宿泊先ホテル客室で一緒に酒を飲んで話すことになったが、途中で部屋の入口ドアの安全ロックがかけられ、スマートフォンを相手に取られていたことがわかったといい、しばらくして男に性的暴行を加えられそうになったため、すぐに抵抗して部屋から出ようとしたが、男の支配下に置かれて出ることができず、懇願したところようやく行為がストップ。その後、一緒に部屋を出ることになったが、依然として行動の自由を奪われた状態で、カジノフロアに入った後、隙を狙って逃げ出し、警察に通報できたという。一連の出来事の中で、女性は顔面(頬)、胸部、前腕部を負傷していた。

 通報を受けた警察がホテルのロビーで男を逮捕。男は警察の調べに対し、被害者と客室内で酒を飲んで親密な関係になり、相手の顔面や胸部に噛み付いたことは認めたが、その他については否認したとのこと。ただし、警察では捜査の結果、総合的な判断から男が性脅迫及び他人の自由を剥奪した罪に触れることは明らかとして、検察院送致するに至ったとした。

性脅迫及び他人の行動の自由を剥奪した罪で逮捕、検察院送致された男(写真:マカオ治安警察局)

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