マカオのインフルエンザ及び新型コロナウイルス流行状況は「比較的低レベル」…衛生局

 マカオ政府衛生局は11月26日夜、マカオにおける呼吸器系感染症の流行状況について発表を行った。

 同局では、目下のマカオにおけるインフルエンザ及び新型コロナウイルスの流行状況は比較的低レベルにあるとし、マイコプラズマ肺炎については軽微な増加が見受けられるものの、依然として比較的低レベルの範囲内との見方を示した。

 同局によれば、マカオの医療機関、地域コミュニティ施設での定点観測、ラボでの検査結果をもとに、直近でインフルエンザ様疾患は増加しておらず、インフルエンザウイルスの検査陽性率は10月の15%から先週は5%に下落したとのこと。教育機関と託児所における集団感染の出現事例も減少傾向にあるが、出現例についてはA型インフルエンザによるものが主で、マイコプラズマ肺炎による例もあったとした。

 また、同局としてこのところ中国本土で呼吸器系疾患が増えている状況を注視しており、中国本土の衛星当局と緊密に連絡を取り合っているとし、マイコプラズマ肺炎に対する予防接種は現時点でないが、他の呼吸器系感染症と同様に、個人と環境の衛生に注意することで感染リスクを軽減できるため、市民に適切な予防措置を講じるよう呼びかけた。

 なお、今シーズンのインフルエンザワクチンの接種について、11月23日までの接種数は12.4万本超に上り、例年を上回るペースという。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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