マカオ警察が祐漢エリアで街娼に対する取り締まり継続…1ヶ月で25〜45歳の女10人逮捕、全員旅客

 マカオ治安警察局は2月9日、社会治安環境の浄化を目的に街娼(いわゆる立ちんぼ)に対する取り締まりを継続実施する中、前月(1月)マカオ半島北部の祐漢エリア一帯で複数人の違法行為を発見、逮捕したと発表。

 同局によれば、前月の取り締まりで逮捕に至ったのは25〜45歳の女10人で、全員がインバウンド旅客。いずれも同局の調べに対し、性的サービスの提供に従事して金銭を得るためマカオ入りしたことを認めたといい、10人全員を旅客の立場に不相応な活動に従事したとして身柄を同局の入管部門に移送済みとした。

マカオ治安警察局による取り締まりで逮捕された女ら(写真:マカオ治安警察局)

 また、取り締まりの過程で上述の女らが滞在及び商売に利用していたアパートの部屋が無認可の宿泊施設である可能性も浮上。宿泊施設を管轄する旅遊局の調査で違法性が確認されたことから、即時封鎖されたとのこと。

 祐漢エリアでは高頻度で街娼に対する取り締まりが行われている場所のひとつ。

 同局では、今後も街娼等に対する取り締まりを継続実施する考えを示し、市民に対して積極的に通報してほしいと呼びかけた。

無認可宿泊施設と確認されたアパートの部屋の入口(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun