マカオ警察が密入境者の蔵匿事案1件摘発…中国人の男女6人逮捕

 マカオ治安警察局は2月11日、密入境者の蔵匿事案1件を摘発したと発表。

 同局によれば、1月27日に税関からタイパ島北西部の海洋大馬路付近で密入境者とみられる2人がタクシーに乗って現場を離れたとする通報が寄せられ、捜査に着手。同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを使って追跡を行ったところ、2人がコタイ地区にあるホテル内にいることが判明し、警察官がこのホテルの客室内で密入境者2人を含む中国人(中国本土居民)5人(男3人、女2人)を発見、逮捕したとのこと。

 密入境者は警察の調べに対し、マカオ入境禁止処分を受け、その期間中にあったが、違法両替に従事するためマカオ入りを企図したとし、各人3万8000人民元(日本円換算:約79万円)を支払って船に乗って密入境し、タクシーに乗ってホテルまで移動したなどと供述。また、部屋の中にいた残る3人が部屋のチェックイン手続き、密航費用の振込を支援していたことが明らかになった。さらに、捜査の過程で密航者のうち1人が以前別の部屋に滞在していたことがわかり、当該客室内にいた女1人についても蔵匿に関わっていたことがわかり、逮捕したという。

 同局では、密入境者の2人を出入境コントロール不経由入境、残る4人を違法入境者の蔵匿や支援の罪で検察院送致済みとした。

密入境者の蔵匿事案で逮捕された男女ら(写真:マカオ治安警察局)

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