マカオ、違法ドラッグ販売や使用などでフィリピン人の男3人逮捕

 マカオ司法警察局は3月13日、違法ドラッグの販売や使用などに絡みマカオで就労するフィリピン人の男3人を逮捕したと発表。

 同局によれば、マカオで就労するフィリピン人の男1人を名指ししてタイパ島一帯でマカオ域内で仕入れた違法薬物の転売により利益を得ているとの通報があり、3月12日朝に男がタイパ島にある自宅を出たところを職務質問したところ、所持していたバッグの中からアイス(覚せい剤)6袋と大麻1袋が見つかり、その後の家宅捜索で大麻2袋と吸引器具の発見に至ったほか、家宅捜索時に部屋の中にいたフィリピン人の男についてもアイスの吸引器具を所持していたことが判明。さらに、同日午後、本件に絡むもう1人のフィリピン人の男をタイパ島内で発見し、バッグの中にアイスの吸引器具と電子計量器具を所持していたという。

 押収した違法ドラッグの詳細はアイスが1.56グラム、大麻が1.1グラムで、末端価格にして約6300パタカ(日本円換算:約12万円)相当とのこと。同局の調べに対し、上述の3人はいずれも違法ドラッグの使用習慣があることを認めた上、それぞれの供述から3人の間で違法ドラッグの融通がなされていたことが明らかになったとした。

 同局では、違法ドラッグの入手ルート及び別に関与した人物の有無について捜査を継続中とのこと。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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