団体旅客数、客室稼働率とも好調―14年2月

マカオ政府統計調査局は4月2日、今年(2014年)2月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ85.1万人で対前年5%増。ホテル客室稼働率は同15ポイント上昇の92%だった。2014年は旧正月の元旦が1月31日となり、2月が繁忙期となったのが好調の背景。日本からの団体客も38.2%増と復調。

2014年2月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ85.1万人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:64.5万人 8%増(うち広東省:31.2万人 12.2%増)
・台湾:5.9万人 4.6%減
・韓国:3.8万人 1.6%減
・香港:3.6万人 7.1%減
・日本:1.6万人 38.2%増

マカオ全体で99軒のホテル(バジェットホテル含む、以下同)が今年2月末時点で提供する客室数は2.8万室となり、対前年1%減。うち、5つ星ホテルの客室は1.8万室で、全体に占める割合は66%。

2014年2月の旧正月連休中のホテル(バジェットホテル含む)客室稼働率は15ポイントの大幅上昇となる92%、うち5つ星ホテルでは93%だった。宿泊人数はのべ83.4万人で、対前年7%増。うち5つ星ホテルの宿泊者が57%を占めた。平均滞在日数は前年から0.1泊増の1.5泊。

今年1~2月の累計ホテル宿泊ゲスト数は170.6万人、平均客室稼働率は86%。また、宿泊を伴う旅客は全体の68%で、昨年同時期と同水準。

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

マカオ外港フェリーターミナル(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun