マカオ、詐欺犯罪組織に銀行口座提供の男女4人逮捕

 マカオ司法警察局は7月16日、詐欺犯罪組織に銀行口座を提供し、被害者からの送金を受け取ったなどとしてマカオ居民3人(男2人、女1人)と中国本土居民の女1人の計4人を逮捕したと発表。

 同局によれば、前月(6月3日)にマカオ居民の男性1人からSNSを通じて暗号通貨に詳しいと自称する人物と知り合い、勧誘を受けて投資プラットフォームアプリをスマートフォンにインストールした上、その指示通り15回に分けて合計65万パタカ(日本円換算:約1300万円)をマカオの5つの銀行口座に投資用途として振り込んだが、全くリターンを得られず、詐欺被害に遭った可能性があるとして同局へ通報するに至ったとのこと。

 通報を受けた同局が捜査を進めた末、7月15日に上述の振込先口座の名義人である4人と接触したところ、このうちマカオ居民の男1人が詐欺犯罪組織メンバー(逃走中)の指示で自身の銀行口座で詐欺で得た金銭を受け取り、人民元に両替した上で中国本土の支払いプラットフォームのアカウントに入金することで、処理金額の12%の報酬を得ていたことが判明。また、この男が他の3人をこのスキームに勧誘し、2%の仲介料を差し引いた上で報酬を支払っていたことも明らかになったという。

 同局では、上述の4人全員について相当巨額詐欺、組織犯罪、マネーロンダリングの罪で検察院送致するとともに、このうちマカオ居民の男2人が別の詐欺事件に絡む37.1万パタカ(約742万円)を受け取っていたこともわかったとし、4人の余罪の有無について捜査を継続するとした。

 同局は本件を受け、広く公衆に対して報酬を目当てに他人の指示を受けて銀行口座・電子支払いプラットフォームのアカウントを開設し、名義人以外に使わせることは法律に触れ、犯罪に加担することにもつながるとい、絶対に関与しないよう呼びかけを行った。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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