マカオ司法警察局は7月26日、香港警察当局と合同でカジノ高利貸しグループを摘発し、両地でメンバーの男7人（香港人6人、マカオ人1人）を逮捕したと発表。

　同局によれば、このグループはマカオのカジノで香港人ギャンブラーを対象に賭博の種銭を高利で貸し付けた上、返済不能に陥った債務者をその監視下でマカオから香港へ連れ戻した上、家族に危害を加えるなどと恐喝して強引な取り立てを行っていたとのこと。今年（2024年）5月に被害者女性から香港警察当局へ通報があり、情報協力メカニズムにより同局が認知したもので、香港側と合同で捜査を進めた末、7月25日に両地で「滅魔」作戦と題した摘発を実施し、マカオ側で2人、香港側で5人のメンバーを逮捕するに至ったという。

　同局では、このグループが少なくとも過去1年間にわたって両地で活動していたとみており、もし同様の被害に遭った人がいる場合、速やかに同局へ連絡してほしいと呼びかけた。