マカオのカジノで中国人の女が不正行為…結果確定後に当たり目へチップ置き配当詐取

 マカオ司法警察局は8月21日、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設のカジノ施設で不正行為により配当を詐取したとして中国人(中国本土居民)の女1人を逮捕したと発表。

 警察発表によれば、同月20日、女はカジノのゲーミングテーブルでゲームの結果が確定した後に1000香港ドル(日本円換算:約1.9万円)分のゲーミングチップを当たり目に置いて配当を詐取しようとしたところをディーラーに見つかり、その場で警備員が取り押さえた上、身柄を同局に引き渡したとのこと。

 その後の同局の調べで、女は本件が露見する前に同様の手口で5万香港ドル(約93万円)分のチップの詐取に成功していたことが判明しという。同局では、女を相当巨額詐欺罪で検察院送致する方針。

 ゲーミングチップはカジノテーブルでベットする際に使われるツール。今回の事件で詐取されたのは、カジノ施設内にあるキャッシャー窓口で容易に額面の現金と交換することができるキャッシュチップと呼ばれるもの。マカオでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

マカオ司法警察局(資料)=本紙撮影

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