マカオのカジノで大量の偽造ゲーミングチップ使われる…中国人の男1人逮捕、被害額約772万円

 マカオ司法警察局は8月30日、同月28日にマカオ・新口岸地区にあるカジノ施設で複数人によって同時間帯に偽造ゲーミングチップ(以下、チップ)が使われる事件が発生し、このうち20代の中国人(中国本土居民)の男1人を逮捕したと発表。

 同局によれば、28日夜、当該カジノ施設のゲーミングテーブルオペレーション部門の主管スタッフが複数のテーブルを巡って手持ちの額面1000香港ドル(日本円換算:約18.7万円)のチップを1万香港ドル(約187万円)のチップに両替を繰り返すものの全くゲームをプレイしない不審な動きをする男の存在に気づき、男を制止した上、男が直前に両替のため差し出したチップ1000香港ドルのチップ20枚を検査したところ、全数が偽造だったことが判明したとする通報が寄せられたとのこと。

 通報を受けた同局が現場に到着し、男の所持品を確認したところ、両替で得たとみられる本物の1万香港ドルのチップが6枚、偽造の1000香港ドルのチップが70枚見つかった。男は同局の調べに対し、偽造チップは組織の上役の指示で中国本土から両替目的で持ち込んだもので、捕まるまでに60枚の偽造1000香港ドルチップの両替に成功したなどと供述。また、同局の調べで、同施設で同時間帯に仲間とみられる別の男2人が同様の手口でチップの両替を行い、中国本土へ逃走を図っていたことも明らかになったという。

 その後、カジノ施設側の調査で、偽造1000香港ドルチップ412枚が本物のチップと交換されたことがわかり、被害額は41万2000香港ドル(約772万円)に上ったとのこと。

 同局では、逮捕に成功した男を相当巨額詐欺及び組織犯罪の罪で検察院送致するとともに、逃走中の男2人の行方を追っているとした。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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