マカオ、国慶節GW初日のインバウンド旅客数は約13.8万人

 中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィーク(「十・一」黄金周)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある書き入れ時のひとつに数えられる。

 今年(2024年)の国慶節ゴールデンウィークは10月1日〜7日の7日間。マカオでは、昨年(2023年)年初からアフターコロナでインバウンド旅客数が急回復しており、その勢いを維持する状況。マカオ当局は、連休中の単日平均インバウンド旅客数について、10万人超(延べ、以下同)との事前予測を示している。

 マカオ治安警察局が10月2日未明に発表した出入境人数統計資料(速報値)によれば、国慶節ゴールデンウィーク初日(10月1日)のインバウンド旅客数は13万8254人だったとのこと。

マカオ政府旅遊局がセナド広場のリッツビル屋上に設置した観光大使キャラクターも国慶節に合わせて10月1日から”祝賀”要素を盛り込んだ新たな装いに(写真:MGTO)

 イミグレーション施設別の出入境人数は、広東省珠海市との主要な陸路の玄関口にあたる「關閘」が6万3111人(全体の45.6%)でトップ。2位は同じく珠海市との陸路の玄関口のひとつ「横琴」の2万5515人(18.5%)、3位は香港との唯一の陸路の玄関口「港珠澳大橋」の2万1198人(15.3%)。

 10月1日の夜には、マカオ国際花火コンテストの第4夜として中国及びイタリア代表の花火がそれぞれ打ち上げられ、鑑賞スポット周辺は多くの市民や観光客で賑わった。ほかにも、国慶節ゴールデンウィーク期間中にかけてマカオ政府旅遊局(MGTO)や文化局、また民間による多くのイベントが各所で開催予定となっている。

国慶節の夜に打ち上げられた中国代表チームによる花火(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月15日夜、マカオ域内で今年(2024年)11人目の輸入性デング…
  2.  マカオ金融管理局は10月15日、今年(2024年)9月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ生産性・技術移転センター(CPTTM)は10月14日、マカオ招商投資促進局と合同で同月16…
  5.  マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は10月14日、世界各地か…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun