マカオ国際空港の2024年1〜9月累計旅客数が500万人超に…コロナ前の約8割まで回復

 マカオ国際空港を運営するCAMの執行委員会会長を務める陳穎雄氏は9月30日に本紙を含む地元メディアの囲み取材へ応じた際、今年(2024年)9月末までの累計旅客数がコロナ前2019年同時期の約8割にあたる500万人超(延べ、以下同)に達したことを明らかにした。

 参考までに、昨年(2023年)通期の旅客数は約515万人だった。

 同氏によれば、旅客数の路線別割合は中国本土路線の旅客が40%超で最多、次いで国際路線が37%、台湾路線が10%超。(中華圏からを除く)国際旅客の数は前年同時期から倍増しているとのこと。

 また、アフターコロナでマカオへ乗り入れる一部の航空会社がワイドボディ機による運航に改め、ワイドボディ機の割合はかつての約5%から約30%にまで拡大しており、旅客需要の上昇を反映したものとの見方を示した。

 中国本土で一週間の大型連休となる国慶節ゴールデンウィーク期間中の旅客数については、ハイシーズンの夏休みと同水準の1日平均2.5万人程度を見込んでいるという。

囲み取材に応じる陳穎雄氏=2024年9月30日、マカオ国際空港内プラザ・プレミアム・ファーストにて本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月15日夜、マカオ域内で今年(2024年)11人目の輸入性デング…
  2.  マカオ金融管理局は10月15日、今年(2024年)9月末のマカオ特別行政区の外貨準備高(外匯儲備…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ生産性・技術移転センター(CPTTM)は10月14日、マカオ招商投資促進局と合同で同月16…
  5.  マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は10月14日、世界各地か…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun