マカオ、同郷者に違法薬物密売のインドネシア人のカップル逮捕…自身で使用も

 マカオ司法警察局は1月23日、違法薬物の使用と密売に絡み、マカオで就労するするインドネシア人のカップル(40代の男と30代の女)を逮捕したと発表。

 同局によれば、インドネシア人のカップルがマカオ半島中区で違法薬物の密売に従事している人物がいるとの情報をキャッチしたことから、内偵捜査を経て容疑者の男女の身元を特定するとともに、この男女が同郷の者らを主な客としていたことが判明。同月21日夜、マカオ半島の新橋エリアで男の逮捕に成功したとのこと。

 その後、容疑者宅に対する捜索を実施において、部屋の中にいた容疑者の女を逮捕。さらに、部屋の中からコカイン計105グラムの入った大小合わせて37点の袋と”アイス”と呼ばれる覚醒剤計0.73グラムの入った小袋1点、吸引器具、覚醒剤の密売によって得たとみられる現金約1万5000パタカ(日本円換算:約30万円)が発見されたという。

 同局の調べに対し、男女は違法薬物の使用を認め、尿検査の結果、いずれも陽性反応が確認されたという。同局では、捜査で得られた情報から男女が同郷の者らへ違法薬物を密売していた疑いは濃厚とし、両人を違法薬物密売及び使用の罪で検察院送致するとともに、違法薬物の入手経路や他に関与した人物の行方を継続して追っていくとした。

 本件の捜査で同局が発見・押収した違法薬物の末端価格にして約21万パタカ(約420万円)分とのこと。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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