マカオ司法警察局（PJ）は1月27日、年間最大の多客期のひとつにあたる春節ホリデーを間近に控え、マカオのカジノ施設における治安環境の安定確保を目的として、同月23日にゲーミング（カジノ）監察協調局（DICJ）と合同で2つのカジノ施設（ギャラクシーマカオ及びグランドリスボアパレス）に対する抜き打ち検査を実施したと発表。

　今回の抜き打ち検査にはPJの刑事捜査員とDICJのカジノ監理検査員の計14人が出動。違反行為の有無、またカジノ関連犯罪の抑止と取り締まりのため、カジノ経営ライセンス保有事業者による直営のVIPルームを重点的にチェックしたとのこと。

　今回の抜き打ち検査において、50人（男43人、女7人）に対する身分証の調査を行った結果、オーバーステイやカジノ入場禁止対象者といった詳しい調べが必要な者はおらず、また違反行為や犯罪についても見つからなかったという。

　PJでは、今後もDICJとの協力を強化してカジノ施設内及び周辺の治安秩序維持に取り組み、市民と旅客の安全保障に努めるとした。