マカオ開催バスケEASLファイナル4で日本のBリーグ広島が決勝進出…琉球は3位決定戦へ

 マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)スタジオ・シティ内にあるアリーナ施設スタジオ・シティ・イベント・センターで、3月7日から3月9日にかけて東アジアのバスケットボール(クラブチーム)王者を決める国際大会「EASL(東アジアスーパーリーグ)Final Four(ファイナル4)2025」が開催されている。

 今大会には、2024-25シーズンEASLの四強にあたる4チーム、広島ドラゴンフライズ(日本|2023-24シーズンBリーグチャンピオン)、琉球ゴールデンキングス(日本|Bリーグ)、ニュータイペイキングス(台湾|2023-24シーズンPリーグ+チャンピオン)、桃園パウイアンパイロッツ(台湾|Pリーグ+)が進出。

「EASLファイナル4 2025」準決勝第一試合のEASLプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた広島のドウェイン・エバンス選手=2025年3月7日、スタジオ・シティ・マカオ(©︎EASL)

 初日の7日夜、準決勝の2試合が行われ、それぞれ日本と台湾のチームが対戦した。会場には日本と台湾からのほか、現地でも高い知名度と人気を誇るジェレミー・リン選手(ニュータイペイ)やチュンシャン・ルー選手(桃園)が出場するとあり、地元マカオや香港からも多くのバスケットボールファンが観戦に駆けつけた。

 7日の第一試合は、広島(2024-25シーズンEASLグループA 1位通過)がニュータイペイ(同グループB 2位通過)に81-65で勝利。試合は2Qまで均衡した状況が続き、広島の1点ビハインドでハーフを迎えたが、3Qに広島がディフェンスを強化して相手のシュート成功率を低下させ、3Qに逆転、さらに点差を広げた。4Qはニュータイペイのミスが目立ち、広島優勢のまま試合終了を迎えた。EASLプレイヤー・オブ・ザ・マッチには20得点・16リバウンドを記録した広島のドウェイン・エバンス選手が選ばれた。

「EASLファイナル4 2025」準決勝第一試合でニュータイペイのジェレミー・リン選手と競り合う広島の上澤俊喜選手=2025年3月7日、スタジオ・シティ・マカオ(©︎EASL)

 第二試合は、桃園パウイアンパイロッツ(同グループA 2位通過)が琉球ゴールデンキングス(2024-25シーズンEASLグループB 1位通過)に71-64で勝利。1Qで桃園が大きくリードするも、2Qはタイ、3Qで琉球が1点差まで迫り、4Qの終盤までもつれる展開となったが、桃園のアレック・ブラウン選手が決定的な3ポイントを決めて引き離した。EASLプレイヤー・オブ・ザ・マッチには24得点を挙げた桃園のチュンシャン・ルー選手が選ばれた。琉球はアレックス・カーク選手が13得点、10リバウンドを記録。

 9日に行われる決勝(現地時間19時開始)は2024-25シーズンEASLグループAでトップ争いを繰り広げた広島と桃園の対戦に。また、琉球とニュータイペイは3位決定戦(同16時開始)に臨む。

 なお、今大会の賞金は優勝チームが100万米ドル(日本円換算:約1億5000万円)、準優勝チームが50万米ドル(約7500万円)、3位チームが25万米ドル(約3750万円)となっている。

「EASLファイナル4 2025」準決勝第二試合に出場した琉球の岸本隆一選手=2025年3月7日、スタジオ・シティ・マカオ(©︎EASL)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオではマカオでは世界的な健康意識の高まりを受け、2023年11月5日に「未成年者飲酒予防・管…
  2.  香港民航処は3月24日、同日付でモバイルバッテリーの機内持ち込み及び使用を制限する通達を発出した…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が3月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)2月の総合消費者…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は3月21日、「喫煙予防及び管理制度」に関する2021〜2023年のフ…
  5.  マカオ政府文化局(ICM)は3月23日、今年で11回目を迎える「マカオ・インターナショナル・パレ…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun