マカオ警察が工業ビル内に開設された違法麻雀賭博店摘発…責任者と客の男女19人送検

 マカオ治安警察局は3月10日、マカオ半島北部・祐漢エリアの工業ビル内で違法麻雀賭博が行われている可能性があるとの通報を受け、前日(9日)午後に摘発を実施したと発表。

 同局が当該工業ビルの7階にあるテナントへ立入検査を行った際、責任者のマカオ人の男1人(60代)と麻雀に興じていた客の男女18人(30〜70代)を発見したとのこと。

 責任者の男は同局の調べに対し、昨年(2024年)9月から月額1万9000パタカ(日本円換算:約35万円)で場所を借り、麻雀卓のレンタル代として1時間あたり100パタカ(約1840円)を客から徴収する方式で運営し、これまでに約12万パタカ(約221万円)を売り上げていたなどと供述。また、18人の客についても、全員がこの場所で麻雀賭博をしていたことを認めたという。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、この場所の責任者の男を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したことが違法麻雀賭博罪にあたるとし、本件に絡む4人全員を検察院送致済みとした。

 マカオでは、マカオ半島北部のローカルエリアを中心に違法麻雀店の摘発例がしばしば報告されている。

警察署に身柄を移送される違法麻雀賭博店の責任者と客ら(写真:マカオ治安警察局)

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