珠海大横琴投資有限公司が香港上場申請―横琴新区の国有企業

マカオ・コタイ地区に隣接し、中国の国家級開発区として大規模開発プロジェクトが進められている中国広東省珠海市の横琴新区。同新区の国営総合ディベロッパーとして2009年に設立された珠海大横琴投資有限公司が香港証券取引所へ上場申請を行ったことが明らかになった。

6月19日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。珠海大横琴投資有限公司(Zhuhai Da Hengqin Investment Co.,Ltd.)は珠海市政府傘下の国有企業で、登録資本金は1億人民元。横琴新区の基礎インフラ整備、企業誘致、不動産管理、産業開発、リスク投資などを手がける総合ディベロッパーとして2009年に設立された。

同社がウェブサイトで公開した最新資料によると、建設プロジェクト総投資額は約884億人民元、累計投資総額180億人民元超。総資産は272億人民元、純資産203億人民元、従業員数348名、全額出資子会社10社、2つの持ち株会社、7つの出資先企業を持つ。

同社は上場申請のほか、香港で15億人民元の社債発行の認可を獲得済みという。

珠海大横琴投資有限公司ウェブサイトより

珠海大横琴投資有限公司ウェブサイトより

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