マカオのカジノ市場心配ない―MGMチャイナのボウイCEO

マカオのカジノ売上が減速していることについて、カジノ付き複合リゾート、MGMマカオを運営するMGMチャイナのグラント・R・ボウイCEOは8月13日、大きな心配は無用であるとの考えを示した。正常な経済環境下で毎年3、4割の成長など不可能であるとの認識で、いずれにしてもマカオが世界最大のカジノ市場であることに変わりないと強調。

8月14日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。中国中央政府による海外への資金流出コントロールについて、同氏は透明性が高まってきているとし、マカオは中国の一部であることから、中央政府によるイニシアチブが長期的に見てマカオの資本市場に影響を及ぼすだろうとの見方を示した。また、最も重要となるのは中国本土のマクロコントロール政策だとした。中央政府はマカオの発展をサポートしており、過去にあったマクロコントロール政策を克服してきたことから、総合的に考えて問題ないとの見方。MGMチャイナは中央政府の政策に歩調を合わせるとしている。

昨今、カジノ従業員による賃上げなど待遇改善要求が相次いでいることについては、すでに今年第1季に月給2ヶ月分のボーナスを発表しており、従業員とのコミュニケーションを大切にしていきたいとの意向を示した。

MGMチャイナのボウイCEO(写真:MGM Macau)

MGMチャイナのボウイCEO(写真:MGM Macau)

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