崔候補、ディーラー職の対外開放ないー第4回マカオ行政長官選

第4回マカオ行政長官選(8月31日投票)に唯一の候補者として立候補している現職の崔世安候補は8月19日、カジノの最前線の現場で働く従業員らと意見交換を行った。カジノのディーラー職について、自身の任期中に非マカオ籍労働者に開放する考えとし、これまでの政策を堅持する意向を明らかにした。

8月20日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。現行の法律ではマカオ籍を持つ者のみがカジノディーラー職に就くことができる。崔候補は、ディーラー職に対する研修プログラムなどを通じたプロフェッショナル化を推進し、管理職への登用などの昇級機会を得られるようにしたいとしている。

カジノフロア内の禁煙については、従業員の副流煙による健康被害への懸念に理解を示した。2012年1月1日に施行された「新禁煙法」は2015年1月に見直し時期を迎えるため、政府として全面禁煙化を推し進めたい考えを強調。

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオは今年(2024年)五年に一度のマカオ特別行政区行政長官選挙イヤーを迎えている。マカオ行政…
  2.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)スタジオ・シティ運営会社は9月10日、中秋節に合わ…
  3.  マカオ政府体育局は9月9日、同社とスターマックエンターテインメントプロダクションが主催する3人制…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は9月9日夜、近日マカオの近隣地区の衛生当局から通知のあった3件のデン…
  5.  マカオ政府文化局(ICM)は9月9日、マカオを象徴する世界遺産として知られる聖ポール天主堂跡前で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun