輸出入とも伸長継続、日本からの輸入シェア上昇―7月マカオ対外商品貿易

マカオ政府統計調査局は8月28日、今年(2014年)7月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比2%増の7.6億パタカ、輸入は同4%増の72.4億パタカとなった。7月の貿易赤字は64.8億パタカ。

輸出のうち、再輸出貨物が前年同月から1%増の5.7億パタカ、地元産品の輸出は6%増の1.9億パタカだった。

今年1〜7月の累計では輸出が前年同期比8%増の57.8億パタカ、そのうち再輸出貨物が12%増の46.2億パタカ、地元産品の輸出が2%減の11.6億パタカ。輸入は12%増の505.4億パタカ。貿易赤字は447.6億パタカ。

今年1〜7月の輸出先のうち、香港向けの貨物価値が前年同期比19%増の34.4億パタカ、欧州連合(EU)向けが16%増の2.0億パタカだった一方、中国大陸向けが10%減の8.6億パタカ、米国向けが9%減の2.0億パタカだった。

非紡績品の輸出は前年同期比11%増の53.5億パタカ、そのうち機械設備・パーツが32%増の10.4億パタカ、時計が80%増の6.2億パタカ。一方、紡績品及び完成衣料品の輸出は15%減の4.3億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が16%減の1.4億パタカ。

輸入元については中国本土が163.6億パタカ、EUが128.2億パタカで、それぞれ前年同期比10%、24%増。コンシューマーグッズが13%増の323.8億パタカで、そのうち食品及び飲料が23%増の65.7億パタカ、腕時計が52%増の48.5億パタカ、建築資材が38%増の20.1億パタカだった。

今年1〜7月の対外商品貿易総額は前年同期比12%増の563.3億パタカに達した。

なお、今年1〜7月の商品輸入総額に占める日本の割合は前月から1ポイント上昇の6%となり、中国本土(32%)、香港(10%)、スイス(10%)、フランス(9%)、イタリア(7%)に次ぐ。前月まで並んでいた米国(5%)を上回った。

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

コンシューマープロダクツのほとんどを輸入に頼る(資料写真)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun