第8回APEC観光閣僚級会議開催、観光都市マカオの魅力を世界へ発信

中国国家観光局が主催し、マカオ特別行政区政府がホストとなる第8回APEC(アジア太平洋経済協力会議)の観光大臣会議が9月13日午前9時からマカオドームで開催された。21の参加国・地域からのメンバーとAPEC事務局をはじめ、ASEAN(東南アジア諸国連合)、UNWTO(世界観光機関)、PATA(太平洋アジア観光協会)などの国際機構の代表者ら約300名が出席した。

中国の汪洋国務院副総理が開幕講演を行い、観光都市としてのマカオの魅力を世界に向けてアピールした上、マカオ政府が目指す「世界的レジャーリゾートセンター化」を中国中央政府もさらに協力に後押しすると語った。また、APEC観光閣僚級会議のホスト都市となったことを契機に、観光、コンベンション&エキジビション、文化・クリエイティブといった産業の発展、経済の多元化につながるものとの期待を示した。

今回の会議のテーマは「アジア太平洋の観光協力と新しい将来発展」で、アジア太平洋地域の観光マーケットの一体化推進、観光業とその他産業のシナジーによる観光産業の変化と成長の促進、ITを利用したスマートツーリズムの推進、APEC観光協力の強化による意思疎通の促進といった5つの議題について討論が行われ、13日午後5時に会議の成果を体現した「マカオ宣言」が発表された。

日本からは観光庁の山口朋美次長が会議に出席した。

9月13日、マカオドームで開催された第8回APEC観光閣僚級会議(写真:新聞局)

9月13日、マカオドームで開催された第8回APEC観光閣僚級会議(写真:新聞局)

 

講演を行う中国の汪洋国務院副総理(写真:新聞局)

講演を行う中国の汪洋国務院副総理(写真:新聞局)

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