ぼったくりと乗車拒否目立つ=1月マカオの違法タクシー検挙数800件超

近年、マカオでは一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が社会問題となっている。マカオ治安警察局は2月6日、マカオ各所でタクシーに対する取り締まりを強化している中、今年(2015)1月の違法タクシー検挙件数が810件に上ったとする最新統計を発表した。

内訳は、ぼったくりが全体の19%にあたる157件、乗車拒否が16%の129件、他の車輌の通行を妨害する駐車行為が10%の78件、駐停車禁止場所における駐停車行為が19%の150件となり、ぼったくりと乗車拒否の合計が全体の35%にあたる286件を占めた。

警察当局では、市民及び旅行者の利益の保護、観光地としてのマカオのイメージを守るため、今後も全力で違法タクシーの検挙に臨むとしている。

なお、昨年(2014年)1年間のぼったくり及び乗車拒否の検挙件数はおよそ1000件あり、前年の約4倍増となった。

警察当局による乗車拒否を行った悪質タクシーに対する検挙の様子=2015年1月(写真提供:CPSP)

警察当局による乗車拒否を行った悪質タクシーに対する検挙の様子=2015年1月(写真提供:CPSP)

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