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マカオの新型コロナ感染確認者が累計29人に…直近は留学先の英国からの帰国者が大半=水際対策一層強化で「ほぼ鎖国」に

社会・政治2020/03/25 09:50

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは3月24日午後から25日未明にかけて(現地時間、以下同)、24日単日で新たに4人(第26〜29例)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者を確認したと発表。

 マカオにおける新型コロナの感染確認は3月15日まで40日連続でゼロだったが、以降は約10日内で19人に上り、累計29人となった。初期の患者10人は武漢からの旅客7人とマカオ居民(「マカオIDカード」保有者)3人で、3月6日までに全員が治癒し退院済みで、重症化、死亡、院内感染例はいずれもなかった。直近約10日内の患者19人については、すべて中国以外の外国からの輸入症例。マカオ居民の間で留学先として人気の高い英国から帰国する若い世代が大半を占めている。

 直近約10日内の新規感染者の内訳は第11例=ポルトガル帰りの韓国人女性(26、就労ビザ)、第12例=スペインからビジネス目的で来訪のスペイン人男性(47、旅客)、第13例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性(20)、第14例=インドネシア帰りのインドネシア人女性(42、就労ビザ)、第15例=フィリピン帰りのフィリピン人男性(31、就労ビザ)、第16例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性(19)、第17例=インドネシア帰りのインドネシア人男性(11、第14例の子)、第18例=米国帰りのマカオ居民女性(50)、第19例=留学先の米国帰り(直前にメキシコ訪問歴有)のマカオ居民男性(19、第18例の子)、第20例=留学先の英国帰りのポルトガル籍マカオ居民男性(20)、第21例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性(19)、第22例=アイルランド帰りのマカオ居民男性(44)、第23例=留学先の英国帰りのマカオ居民男性(12)、第24例=留学先の英国帰りのマカオ居民男性(21)、第25例=インドネシア帰りのインドネシア人男性(41、就労ビザ、第14例の夫)、第26例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性(17)、第27例=英国帰りのマカオ居民男性(28)、第28例=留学先の英国帰りのマカオ居民男性(18)、第29例=留学先の英国帰り(途中香港に1週間滞在)のマカオ居民女性(15)。目下、19人は指定医療機関となる仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)の陰圧病室で入院治療を受けており、いずれも軽症とのこと。

3月24日夕方に開催されたマカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターによる定例記者会見(写真:マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センター)

 世界的に流行が拡大する中、政府が輸入例に対する警戒を強めており、17日午前0時から過去14日以内に外国(中国本土・香港・台湾を除く)に滞在したすべての入境者に対して隔離下における14日間の医学観察を必須とし、18日午前からは非居民(マカオ居民IDカード保有者、中国本土・香港・台湾の居民、「ブルーカード」と呼ばれるマカオで就労許可(就労ビザ)を得た者に発給される身分証を保有者以外)の入境が禁止に。19日午前0時からは前日の措置で入境禁止の対象外だった「ブルーカード」保有者が禁止対象へ変更された。さらに25日からは、1)マカオ居民:入境可能だが、過去14日以内に外国、香港、台湾滞在歴がある場合、政府指定場所における14日間の隔離検疫の対象。2)外国人:入境禁止。3)中国本土・香港・台湾居民:過去14日以内に外国滞在歴がある場合は入境禁止。4)中国本土・香港・台湾居民:過去14日以内に香港または台湾滞在歴がある場合は入境可能だが政府指定場所における14日間の隔離検疫の対象。5)中国本土・香港・台湾居民:過去14日以内に外国、香港、台湾の滞在歴がない場合は入境可だが高流行エリア(広東省、河南省、浙江省、重慶市、北京市、上海市)からの入境については医学検査ステーションにおいて医学検査を受けることが必須。6)過去14日以内に湖北省に滞在した非マカオ居民または中国本土籍のブルーカード保有者は入境にあたって新型コロナウイルス未感染証明書の提出が必須となり、「ほぼ鎖国」ともいえる厳格な措置が講じられている。上記のほか、マカオ国際空港におけるトランジット(乗り継ぎ)サービスも中止になった。近日、水際対策は矢継ぎ早に変更(強化)されており、最新情報の把握が重要となる。

 なお、輸入症例が相次ぐ中だが、水際対策の強化によってマカオ到着時のイミグレーション施設における検温や隔離検疫中の検査をきっかけに医療機関へ搬送されるケースがほとんどで、これまでのところ市中感染、院内感染例は報告されていない。

 政府新型コロナウイルス感染症対策センターは24日午後5時から開催した定例記者会見の中で、海外からの帰国者が増える中、隔離下における医学観察を受けている人の数は2246人いることを明らかにした。入境制限強化後の3月17日以降、香港国際空港経由での帰国予定(3月31日までに)を政府に登録した人の数は1900人おり、すでに大半が帰国済みとのこと。今後およそ800人が到着予定という。

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