マカオ航空が中国本土路線を相次ぎ再開、増便へ…マカオと中国本土の往来制限緩和受け

 マカオと中国本土における新型コロナ流行状況が落ち着いたことを受け、両地の往来に係る水際措置が段階的に緩和されている。

 このほどマカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)はマカオ政府が打ち出した「旅客ソースの拡大による経済振興と就業維持」計画に呼応し、9月下旬からマカオと中国本土各都市を結ぶ路線を相次ぎ再開、増便すると発表。

 具体的には、9月23日から運休中の8路線(天津、太原、鄭州、青島、寧波、温州、重慶、貴陽)が再開、同月30日からは現在運航中の9路線(北京、上海、南京、常州、杭州、廈門、成都、南寧、汕頭)が増便予定。9月30日以降の週間フライト数は9月から326%増の230便になるとのこと。

 このほか、マカオと広東省を結ぶ航路(船舶)についても、マカオ(内港)と珠海(湾仔)を結ぶ渡し船の運航が8月20日から再開済み、マカオ(外港及びタイパ)と深セン(蛇口)を結ぶ高速船の運航が9月10日から再開予定となっている。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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