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香港、新型コロナ市中感染確認4日連続ゼロ…輸入性は4人、全員ワクチン接種済み=10/12

珠江デルタ2021/10/12 17:56

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港政府の発表によれば、10月12日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は4人で、すべて輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると4日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者4人はいずれも香港政府が高リスク(カテゴリーA)に指定している英国(2人)、インドネシア(1人)、ロシア(1人)から香港へ到着。全員無症状で新型コロナワクチンを2回接種済、うち3人が変異株感染(残る1人は検査結果待ち)とのこと。

 インドネシアから到着した患者は就労目的。香港では、8月末から香港行き航空機搭乗前の陰性証明の取得、ワクチン接種完了、到着後に指定の検疫用ホテルで21日間の隔離検疫を受けることなどの条件でフィリピン及びインドネシアからの主にホームペヘルパー職の受け入れが再開となった。当該国から香港へ到着した後に感染確認される例が9月3日以降に相次いで出現している。

 香港における過去14日間(9月28日〜10月11日)累計の新規感染確認は72人で、内訳は輸入性事案が71人、市中感染事案(感染経路不明)が1人。ここまでの累計感染確認数は1万2273人(擬似事案1人含む)。

 香港の10月11日午後8時時点のワクチン接種率は67.4%(1回目の接種完了)、63.8%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は883万5322回、1日あたり接種回数は1万5386回(7日移動平均値1万2837回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数が落ち込む日もあり、ここまで未達成が続いている。なお、12日は台風18号の接近に伴い、市内各所に設けられた接種ステーション及び職域接種等が午後3時で締め切りとなった。13日についても台風警報の発出状況により流動的な状況。香港では10月9日にも台風17号の接近に伴い、終日接種ステーションがクローズとなったばかり。

 このほか、英国衛生当局から香港衛生当局に対し、香港から渡英した男性1人が現地で感染確認されたとの通知があったとのこと。患者は10月1日に香港からブリティッシュエアウェイズBA032便で英国へ向かい、出発前の9月29日に香港で受けた検査結果は陰性だったが、英国到着後の10月3日に採取した検体を検査した際に陽性となり、その後症状が出たという。香港で3月と4月に新型コロナワクチンを2回接種済みだったとのこと。香港衛生当局では、疫学調査を進めているとした上、潜伏期間中に香港滞在歴があることから、患者の香港の立ち寄り先周辺を強制ウイルス検査の対象とした。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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